この時期になると子供のころの思い出がよみがえります。七夕の短冊に願い事を書いて吊るしました。なぜそうすると願いが叶うのかと理屈っぽい老人は考えますが、子供は素直に欲しいものの絵を描いて添えていました。1955年(昭和30年)頃、国私鉄に続々と全金属製車体の新型車が登場して目を輝かせていた少年も、当然のようにその短冊を吊るしたのでした。
ナハ10は従来にない斬新なデザインの客車で、大きな窓の四隅にはRが付いてアルミサッシが光っていました。本屋で見た雑誌に載っていたのかそういう客車があることは薄々知ってはいましたが、駅で停車中の列車に(ブドウ色の) ナハ10が連結されているのを初めて見た時は、この世のものとは思えぬ驚きを覚えました。当時はOゲージのEB50とブリキ製貨車を持っていたので、電機と貨車の間にあのナハ10を連結して遊びたいと思ったものでした。ナハ10とは言ってもお座敷運転のレールでは当然のように2軸車でないと無理なので短冊には窓3個分くらいの極端に短い車体の絵を描きました。夢を追いかけるならスケール通りにすればよいものを、わざわざ現実味のあるショーティにしたところがいかにも自分らしいなぁと今思います。そんな客車が(Oゲージで)製品化されることはありませんでしたが、その後ボール紙製で青大将色に塗った車体を無蓋車にかぶせて七夕の願いを実現しました。
はるみさんとのお電話で『鹿部電気鉄道』を教えていただき、早速拝読し「コレは我がblogでぜひ紹介を」とアップさせていただく予定です、よろしくお願いします。
返信削除余談ですが、我が家の鉄オタ男たち「そやそや、そうや」と感嘆の叫びを惜しみません。
返信削除わんちゃんさん
返信削除ご紹介よろしくお願いします。
ただし、鉄ちゃんでないと面白くもなんともない内容ですのでご了解ください。内地では暑さ厳しきことと推察いたします。せめて北海道の画像をご覧になって納涼気分をお楽しみください。