エネルギコストの上昇に加えて円安の影響もあり生活物資の値上がりが続いています。買い物に行く度に色々な商品の値札が度々書き換わっていてジワジワと物価高騰を感じます。ここのところ増備車両の部品手配をしていて、何年かぶりに軸受などの工業製品や機械加工部品の見積りを取るとずいぶん高くなっていることに気付かされます。数年間かかって上昇したのではなく、この数ヶ月の間に一気に値上げが進んだのではないかと思います。通販部品等はカタログに印刷しているのでそう頻繁に価格改定ができず、コストが我慢の限界を超えた時に大幅値上げに踏み切るのでしょうか。
カヌー格納庫の雨漏り対策が進まず材料手配が遅れていたものの、軸受けやバネ等はどこにでも保管できるのであまり先延ばしにならないように通販サイトの注文ページを開きました。部品表と突き合わせながら「価格を確認する」ボタンを押したところ事前に控えていた価格と食い違っていることがわかり、サイトのお知らせページを見るとなんと僅か4日前に「一部の価格改定をしました」と書いてあるではありませんか。一部の価格改定ではなく、少なくとも発注予定していた部品のうち価格改定されていなかったのは1点だけで残り全部が10%から40%程度値上がりしていました。たった4日違いのことですが、合計6万円ほどの買い物が一気に7万円越えになってしまい、もう少し早く注文していればと悔やんでも悔やみきれません。
この他に見積もりを取った車輪の機械加工やレールの継ぎ目板、台車の材料の鋼材などが平均でやはり30%から40%程度アップしています。材料の種類によっては2倍近くに迫っているものもあるとのこと。過日届いた年金の支給額通知を見ると、物価にスライドしているとの謳い文句で確かに減ってはいないけどたった2%増でした。「年金は車輪や台車を買うために支給しているわけではない」と言われそうですが、思わずトホホと嘆いてしまいました。こんなことではコツコツと貯めたヘソクリが底を尽くのも時間の問題かもしれません。
夏の鹿部電鉄 |
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