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造成中の駅 |
本年中の敷設予定である道路まであと少しとなり、目標地点が見えてきました(初めから見えてましたけど)。終端部に駅プラットフォームを作るために土砂の掘削や生垣の移植などをした後、コンクリートブロックやタイルを並べました。将来的に位置の変更ができるようにセメントで固めませんでした。翌年の春にわかるのですが、霜柱の影響や元々地盤が弱いこともあって位置ずれが激しく、ブロックが崩れる恐れが出てきてやり直す羽目になりました。これも火山灰地の特徴なのでしょうか、もともと水はけはよいのですが、いくらきれいに整地しても砂が一緒に沈下していつの間にか石ころだらけになってしまいます。
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車止の設計図 完成した車止 |
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注意標識 |
大手私鉄のターミナルに設置された大掛かりな車止めは別として、地方の駅の外れにポツンとある寂しそうな車止めは旅情をかきたてるアイテムです。ところがいざ、それはどんな形や構造なのかと言われると具体的に思い出せないものです。ネットで画像検索してもなかなか思い通りのものがヒットしません。レールをグニャリと曲げたものはよく見ますが、これは手作り困難。枕木を材料にしたそれなりの車止めを設計して作り上げたところ、そこそこの出来になり納得です。この部分は敷地内とはいえ道路にかなり接近しているので雪に埋まっている時に除雪車に引っかけられないように注意の看板も作りました。実際には車止めの部分(1m)は雪が降る前に取り外して邪魔にならない場所に退避させるので、まぁこれはご愛嬌です。将来こんな駅名標も建てようと考えています。敷地の奥側にも仮設線路を敷設して総延長は29mになりました。
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駅名標 |
この間、側板のなかった「名ばかり無蓋車」にアオリ戸を取り付けて「本当の無蓋車」に仕上げました。アオリ戸は、SPF材(ツーバイフォー材)を t3×38㎜の帯鋼で補強組立し、床板と蝶番で繋いで妻板に打掛錠で固定できるようにしてあります。プラットフォームの横でアオリ戸を開くと水平になって乗降しやすくなります。そんなこともあって無蓋車に簡単な腰掛も取り付けました。趣味が高じて骨董品商を営んでいるご近所の陶片木さんがその腰掛に座って何往復かした後、「いいものに乗せてもらったのでお祝いをしたいけど、何が欲しい?」とおっしゃるので、「JRの放出品で面白そうな物ならなんでもいい。」と言いました。後日、骨董品ネットワークで入手したと言って、楕円形の「車籍日本国有鉄道」と書いた車両銘板をプレゼントしてくれたので、さっそく妻板に取り付けさせてもらいました。
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それらしくなった無蓋車 国鉄からの乗り入れ車です |
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「お召列車」とも言います |
さて1~2週間に1回程度函館まで買い出しに出かけて帰ってくると、大量の食料品や日用品を庭に停めた車の荷室から玄関先まで、何度も往復しさらに玄関から狭い廊下を台所まで運ぶ必要がありました。道路とウッドデッキを結ぶ線路と無蓋車が完成したおかげで、それらは貨車に満載して一度に直接台所に運び込めるようになりました。足の弱くなった義父母が通院する時も、玄関の段差を気にせずリビングからウッドデッキに出れば無蓋車の腰掛に座って車まで水平移動できるので大変安全になりました。 こんな便利な自家用鉄道を雪に埋もれたままにするのはもったいないと、この冬は除雪に努めて通年運行することに決めました。例年11月半ばを過ぎると雪が降って一面真っ白のベールに覆われることがありますが、本格的な積雪は12月に入ってからになります。その頃と春先に降る雪は湿っていて重く、融けたら凍るので危険で厄介です。年が明けて冷え込みが強くなるとサラサラの粉雪が積るようになり、嵩の割には軽くて雪かきは適度な運動になります。我が家の場合、玄関やガレージ前に加えて線路の除雪をしなければなりません。毎日雪が降り続くような気候ではありませんが、爆弾低気圧が通過したりすると一晩で50~60cmくらいの積雪に見舞われることもあります。そんな場合に備えて無蓋車の腰掛は冬季間取り外しておき、ウッドデッキ上の排雪を空き地まで運ぶのに雪捨て列車が活躍します。
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こんな日には 雪捨て列車出動 |
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