文化祭の翌日、またご近所さんの力を借りて電車を撤収しました。仕上げ作業、衣装や展示パネルの製作に忙しい日々が続いていたので、何とも言えぬ脱力感に浸りながら日常が戻ってきたような気分でくつろいでいました。
数日後突然チャイムが鳴って玄関に出ると、狩勝エコトロッコ鉄道の増田さんが立っておられました。2020年12月1日投稿の「車両製作への歩み」で書いたように、15インチ鉄道建設に向けて私の背中を押してくださった方の一人です。廃線利用トロッコの運営支援や記念施設での展示品(模型)製作で道南方面へ来たついでに足を延ばしたとのとこと。「道に迷ったけど庭に電車が見えたので来た甲斐がありました。」と喜んでもらえました。こちらもちょうど完成した電車を見てもらうには絶妙のタイミングで、偶然が重なって幸運の再会となりました。メールで電車を製作していることをお知らせはしていたものの、スケールにこだわった「デ1」の完成した姿を見て大変驚かれた様子でした。
小雨が降る中、電車を運転して写真や動画を撮影してもらいました。増田さんはエコトロッコのみならずNゲージで北海道の車両や風景を再現した動画をYouTubeに投稿していて、チャンネル登録が数万件、特に踏切模型の動画は視聴数千万回というその方面では著名なユーチューバーでもあります。私もいずれ鹿部電鉄の動画を公開しようと思っていた矢先だったので、編集や投稿の方法を聞いていたところ、「単発投稿よりもチャンネル登録数の大きいところから投稿することで注目度が高くなる。」と教えてもらいました。そしてその日撮影された「【大沼電鉄デ1型電動客車】15インチゲージ走る」がTokatihideからアップされました。おかげで視聴回数は順調に増え、鹿部電鉄もいよいよ世間に知られる存在になりました。
機会あるごとに知り合いや鹿部電鉄建設でお世話になった方々にYouTubeデビューをメールで伝えました。一方でご近所さんが「YouTube見たよ。」と声をかけてくださることもあります。また一度動画が公開されると連鎖的にネットで拡散されるようで、GoogleやYahooで「大沼 鹿部 電鉄」などと画像・動画検索すると徐々にタイトル画面が現れる頻度が高くなってきました。その後私自身も前面展望動画を始めとして投稿するようになりました。
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