2026/06/29

待避線(余談雑談) ブログの不思議な状況

  ブログを開設しているとどれくらいの人が目を通してくれているのか気になります。バズるのはごめんですが誰も見ていないのではないかと思うと虚しい気持ちになります。当ブログを書き始めたのは2020年10月のことでその頃はそれを知る術もわからず、線路を敷き始めた時のことを思い出しながらとにかく原稿を書いていました。その後運営者には閲覧数を確認できるページがあることがわかり、確かめてみると一日平均で6~7回くらいということが判明しました。フォロワー数で言うと全国で10人くらいかなと思いながら、その顔が浮かぶ人のことを想像したものです。それから4年経った2024年10月には月間閲覧数が約1000回に届き、始めた頃の5倍くらいに増えました。

ブログ開設時からの閲覧数の推移

海外からのアクセスが圧倒的に多いという統計
 ところが昨年(2025年)の秋ごろから閲覧数がさらに増えてきてこの6月末には4000回/月を超える勢いになっています。「なぜか急に増えたなぁ。」と思いながら「その他の統計情報」というページを見てびっくりです。「閲覧数上位の国ランキング」という統計が記録されており、直近24時間のアクセス総数484回の内シンガポール281、アメリカ78、香港71と続き日本32・・・となっていました。

 一体これは?と思って調べたところ、ロボットによるアクセスがカウントされている可能性があるそうです。目的は色々あって、というか何のためにかくも大量の無機質閲覧を送り込むのかわからないのが実情のようです。いずれにしてもシンガポールの人がこんなに多く鹿部電鉄に興味を示すはずはなく、国内の閲覧回数はそれらしい値なのでこれを信じるしかありません。1か月に換算すると1000回くらいなので2024年頃に飽和状態になっていると考えるのが妥当ではないかと思います。それにしても見えないところで第三者が触手を伸ばしていると思うと不気味です。今のところ実害はありませんが、なんらかの攻撃が表面化した時にどう対処すればよいのか、前例も経験もないので不安を感じます。

 キハ製作の進捗はありますが、ブログ報告は月1回くらいのペースになると思うので、待避線(余談雑談)のネタでも考えてお茶を濁そうかと。

黙々と次の作業に専念しています

2026/06/22

キハ妻板ユニットの修復

  気がかりな問題を棚上げにしたままデ1の全般検査(再塗装)に没頭していました。実は4月にテニスに興じている時右足首を不意に捻って靭帯の一部断裂(自己診断)を引き起こしてしまい、ずっとテニスサークルを休んでいます。その結果電車作りに費やす時間が増えて今までになく作業がはかどるという皮肉な状況になっています。もちろん痛い足を引きずりながらなので効率はよくありません。まぁそんなわけで前回の投稿でもお約束した通り、引き続いて崩壊したキハの妻板ユニットの修復に力を注ぎました。やはり作り直す気はおこらず、二度と同じ事態を招くことがないように可能な補強(構造)と修理の方法を考えたうえで、歪みを修正し隙間を埋める手立てを実行しました。

崩壊した妻板ユニットの構造
 ユニット崩壊に至ったメカニズムを探るべく構造の復習です(2024/8/12投稿「キハ妻板ユニットの製作 第2編」参照)。妻板は、両側の隅柱にそれぞれ4ヶ所溝を掘り、4枚の補強板(棚板)を嵌め込んでから仮に取り付けた裏板の力を借りて木ネジで固定した目の字型の枠がベースになります。これに木ネジで幕板と腰板を張り付けたら一度分解し、接着剤を塗ってから再組立して、その後接着剤が固まったところでほぼすべての木ネジを取り外すという段取りにしていました。最終的には接着剤の固着力に依存していたわけですが、隅柱の溝が浅く、裏板の組立が不正確であったことが災いして接着強度が期待値に達していなかったと思われます。加えて木ネジを外していたのでヒノキ材の膨潤によって複数の接着部でもろくも割れてしまったのだと推測されます。

隅柱と補強板を仮固定していた裏板の
代替機能を持たせて取り付けた新裏板
 割れた部分に残っていた接着剤を除去して再組立してもほぞの嵌め合い寸法が元通りにならなかったり、どうしても数㎜ぐらいの隙間が埋まらない箇所が現れたりしました。部材がどのように変形したのか不可思議ではありますが、幸いなことに部材そのものが割れたり裂けたりしていたわけではないので、表面を修正したり新たな構造部材を追加することでなんとか修復が可能であろうと判断しました。結果的には組立時に仮に使用した裏板を目立たないような形状に再設計し、常時固定部材として復活させることと木ネジを残すことで強度の維持が期待できる構造に修復できました。

板の継ぎ目に開いてしまった隙間(写真の中央の白い部分)
は薄い木片を詰めて接着、 腰板は補強板に木ネジで固定


 組み上がったユニットの板の継ぎ目、節や板目(不規則な木目)でケバ立った部分にこってりパテを塗り付け、♯80のサンドペーパーで軽く均しました。この段階では削り取るのではなく大雑把に凸部を除去する程度とします。次にパテをドロドロ状に水で溶いて刷毛で塗り付け、乾燥後表面を♯120で平滑に仕上げると、見事にキハ40000特有の4枚窓妻板ユニットが完成しました。ただしこの後経年変化で変形やひび割れが発生しないという保証があるわけではないので、早めに油性塗料(外面)やワニス(内面)による防水処理をする必要があると思っています。

パテ塗布状況 左:隅柱と幕板の段差補正 右:水溶きパテを全面に塗布

 早く構体に取り付けて完成に近づく車体を見たいという気持ちを抑えて、次は屋根の製作に着手する予定です。

2026/06/06

デ1全般検査

内装窓枠等は無塗装だったので
シミで見苦しくなっていました

  デ1は2019年10月に完成しましたが、車体を塗装したのはその約1年前の8月でした。当時のことを次のように書いています。「とりあえずは2回塗って、後は1年ごとくらいに塗り重ね、ある程度の塗膜になれば適宜補修するという計画でよいと思っています」。しかし事実はその時一度塗ったきりでかれこれ8年経過し、塗面のみならず下地の木部にも劣化が進行しているようです。ここ何年かは見るたびに塗り重ねをしなければ、と思いはするものの手が動いていませんでした。キハ妻板の修復をはじめ喫緊の案件が気にはなるとはいえ、これ以上放置すると取り返しがつかなくなりそうです。外装もさることながら、窓枠やその周辺の内装は無塗装のままだったので浸み込んだ雨で木部が黒く変色して見苦しくなっていました。模型の内部は塗装しないのが常だったので、それを踏襲しただけなのですが、屋外保管で徐々に変色が進んでいると気が付いた時はすでに遅しということになっていました。「思い立ったら吉日」と言う通り、一大決心をして外せる部品は全部取り外して再塗装することにしました。Wikipediaで「日本の鉄道車両検査」を調べると、一般の車両は8年ごとに全般検査が行われることになっているそうなので、塗装に関してはそれ相当ということになります。

 そもそもやっとのことで再塗装に思いが至ったきっかけは、運転席の右側面の下部のかき傷がかなりひどくなって見過ごせなくなったことにあります。その元凶はこれで、引っ掻かれた痕はこの通りです。

建築限界を超えて枝が張り出すツツジ(手前)とバラ(奥)   擦れて傷ついた側板____
このツツジも奥のバラも数年前まで電車に接触することはなかったのに、だんだん太い枝が強く擦れるようになって最早許容できなくなってしまいました。それに加えて近々九州から遠路遥々鹿部電鉄の見学をしたいとの申し入れがあって、あまり恥ずかしい姿を見せたくないという気持ちが働いたことがあります。まぁこんなことでもないとなかなか重い腰が上がらないもので、だらだらと変化のない日常を過ごす身にとってはいい刺激になります。

屋根を取り外して脇に置く
 さて全般検査の取っ掛かりは車体の分解から始まります。屋根を固定しているねじを緩めて取り外すといかにも検査中という雰囲気になります。クレーンがないのが辛いところで、怪しい腰使いで隣の作業台まで移動、埃やゴミを拭き取っているとそれらしいメンテを怠っていたことが悔やまれます。傷、シミ、ひび割れ、浮き上がりなど上塗りだけでは修復できそうにない深刻な傷みが見受けられます。サンドペーペーで擦れば目立たなくなりそうなものからパテやシーラントで埋めなければならないものまで症状に合わせて対処することにしました。
屋根樋コーナー部ひび割れから雨水が侵入するおそれ  幕板の経年変化による段差発生

 約1か月をかけてということは実物並みの工期ですが、塗装関係が主でブレーキや駆動部のチェーンなどまで分解はせずに機能点検だけです。とはいえブレーキシューに溜まったホコリとグリースの塊除去や左右のバランス調整、動作代の確認などを行いました。再塗装の様子は以下の写真をご覧ください。

外面油性塗料チョコレートの上塗り 内面はサンダーで汚れを落としてからワニス仕上げ
窓枠も外面は油性チョコレート     内面は取り外して(左)サンダー研磨(右)

ポール、ヘッドライト、台車の塗装完了後車番と社紋をマスキング白入れ_______
________________コントローラーも再び金色(磨いた真鍮色)に輝きます
 この後取り外した窓ガラス(アクリル板)を元の位置に戻すと全般検査完工となりますが、そのアクリル板が白濁変色しているため研磨が必要になります。磨いて透明感が戻ればいいのですが、これはやってみないと簡単に済むのかどうかわかりません。その写真は後日アップする予定です。投稿が途絶えているので読者の方はさぞ「キハの補修に手間取っているのではないか」と考えておられると思います。はい、すぐに取り掛かりますのでキハの復活をお楽しみに。
全般検査完工 窓ガラスのアクリル板白濁は修復できませんでした
磨き上げたコントローラーハンドル