神戸の実家には、中学生から高校生だった頃に撮った写真のアルバムがあり、その一部はスマホで撮影し直して手元で保存しています。アルバムのフィルムが白く反射しているのでまともな写真ではありませんが、時々昔を懐かしんで見ています。
その中の一枚、1964年(昭和39年)頃ではないかと思うのですが加古川気動車区(機関区)で珍しくC12を撮影しています。まぁ駆け出し鉄っちゃんとしては目の前にSLが停まっていたら撮らないと、と思ったのでしょう。アルバムに貼ってあってもじっくり見ることはありませんでした。しかーし、あらためて目を凝らすと右奥の方にキハ17と並んでキハ06が写り込んでいるではありませんか!ただはるか遠方の被写体をいくら拡大しても、ハーフサイズでセミオートカメラの印画紙上では辛うじてそれらしい陰影を認めることしかできません。
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加古川気動車区のC12 236の奥に見えるキハ06 |
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上の拡大画像 |
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待機中のオハ31 |
注記:加古川区に配属されていたキハ06は、機械式気動車の中でも戦後製で最初からディーゼル機関を装備していたキハ41600が改番されたものです。車体はリベットがなく、それまでの不具合を改良した設計で増備されていました。配置記録によると十数両が加古川区に所属していたようで、一部は液体式総括制御改造がなされていたとのこと。上記の「付随車として連結されていた」というのは誤りかもしれません。
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