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| 積雪に耐えている姿 |
車庫を建てたのは2018年12月(記事投稿は2021/5/30)のことで、7年経過していました。屋根材のポリカーボネート製ボードが劣化して傷みが目立っていたところ、昨冬の大雪の後、積った雪の重みに耐えかねて庇の一部が折れたり、風の強い日に一部が吹き飛ばされて行方不明になっていたりしました。
ボードというのは言ってみれば樹脂製段ボールみたいなもので、ある意味強いようでも力の加わり方によっては脆いという弱点があるようです。直射日光を受けながら7年近く持ち堪えたと考えればそれなりに強かったと言えるかもしれません。
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| 作業中はカバーで雨を避けます |
11月に入って冬支度の一環として屋根の貼り替えを行いました。材料はポリカーボネート波板に変更し、建築当初悩まされた謎の雨漏り対策として棟板を貼ることにしました。まずはデ1に防雨カバーをかけ、工事中は車庫の外に退避させます。旧ボードを撤去してから一部が腐ったSPF材製垂木を松材で補強します。屋根の上に登って作業することは構造的強度が足りないので、周りからと垂木の間から体を出して手の届く範囲で波板を固定する金具を取り付けなければなりません。順序をよく考えてから作業しないと、一個の金具を取り付けるためにせっかく固定した板をまた剥すハメになります。一日あれば済むだろうと思っていましたが結構手間取ってしまいました。天候が不安定で、冷え込みの厳しい日や雨模様の日は屋外に出られません。作業のついでに柱と梁を固定している木ねじを締め直したところグラグラ揺れていた柱がしっかりしたのは怪我の功名でした。 |
| 旧屋根撤去 半分まで張替え完了 |
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| 「見違える」と言うほどではありませんが、屋根の葺き替え完了 |
鹿部電鉄も最初の犬釘を打ってからもうすぐ丸12年になり、あちこち傷んできました。枕木の腐朽が気になりだして久しく、それでもレールが動いたり軌間が広がったりしていないのは車両重量や運転頻度が低いからでしょうか。趣味の範囲で運転をする限りなんとか騙しだまし延命を図ってきましたが、いつまでも危ない橋(線路)を渡るわけにもいかないので、今後はこんな後ろ向きの仕事が増えると思います。