2023/11/20

TR27台車の製作 続編

油性ペイント乾燥中
  仮組みした台車はブルーシートを被せて線路の端に留置していたところ、吹き込んだ雨に晒されて鉄肌むき出しの部分はあちこち赤錆が発生していました。防錆目的を兼ねて全体を黒色塗装するため、一旦全部バラします。油性ペイントの場合は塗装前の脱脂が不要なのでひと手間省けますが、埃や金属粉(切断、穴あけ時の切粉)はきれいに除去しておく必要があり、特にネジ溝に残っていると固着して面倒なことになります。一方でペデスタルと軸受には塗料が付着しないようにしなければなりません。お天気の良い日を選び、刷毛で片面と側面、端面にペイントを塗って材木の上に並べて乾燥します。この塗料は数年前に買った後少し使って置いていたもので、やや賞味期限切れの感がありました。というのはなかなか表面がサラっと乾燥せず、2日ほど屋外に放置しても指先で触れると部分的に濡れている箇所が残っているような状況からも窺えました。季節が進んで朝夕には露が降りる日もあったことがそれを助長していたと思います。塗り残した裏面を塗装していると突然雨が降り始め、天候不順が続いたのでさらに屋内で10日ほど乾燥させました。先に仮組みをしていた1台はあまり手直しすることなく再び組み立てることができましたが、もう1台は切ったり削ったり穴あけなおしたりと随分手こずっています。

 この台車の組み立てを始めてから3ヶ月以上経過しているのにまだ完成を見ていません。TR27を自作しようという大胆な挑戦に対する計画が甘かったのが最大の要因ですが、その他にある原因の一つがカヌー格納庫の雨漏り対策に手を焼いていることです。色々な対策を打ちましたが、ひと雨降るごとにどこからともなく床に濡れが広がり、まだ悪戦苦闘が続いています。ガレージの屋根に上っての作業は危険を伴うので、これ以上の対処は中止して格納庫内の雨水飛散防止対策に変更するつもりです。これも気温が下がれば凍り付くので根本対策の実施は雪が融ける春まで文字通り凍結です。この他に線路の延長や駅、転轍機の改良もこのまま来春以降まで持ち越しになると思われます。


 もう一つ遅延に拍車をかける出来事がありました。言い訳のオンパレードですが聞いてください。少し前から加齢に伴ってトイレが近くなったことは書いていましたが、検査の結果前立腺ガンの疑いが高くなり通院や検査入院を繰り返していました。幸いなことにこの部位のガンは、治療をすれば5年生存率100%とも言われているので、これが原因で鹿部電鉄の存続が危うくなることはないと思っています。まぁこの歳になると何があってもおかしくありませんので、主治医の指示に従って出来るだけ長く趣味生活が満喫できるよう健康維持に気を配るつもりです。   

 そうこうしている間に裏の駒ケ岳はほぼ例年通りに冠雪し、紅葉を楽しむ間もなく急に冷え込んで氷点下の朝には里でも雪がチラつくようになりました。外の作業はそろそろおしまいで、残った冬支度を急がなければなりません。

 落ち葉の吹き飛ばし処理(翌日には元通り)   除雪車対策として車止めの撤去    

雪化粧の北海道駒ケ岳

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