2024/09/21

待避線(余談雑談) 地域貢献の話

  鹿部市街地にある鹿部小学校とリゾート地区は地理的に距離を隔てているので、年に二度「鹿部っ子教室」という名前で子供達とリゾート住民の交流会が開かれます。ゴルフ場で凧揚げをしたり昔の遊びに興じたり、今年は趣味の紹介講演と決まりました。私がその内の一人に指名され、鹿部電鉄について説明をすることになりました。

鉄っちゃんになったいきさつを説明中

 まず自己紹介と鉄道ファンになったいきさつ、次に鹿部に大沼電鉄があったこと、最後に鹿部電鉄を作ったこと、写真パネルを使って話しました。当初春先にリゾート内を歩いて鹿部電鉄を見学することが計画されていましたが、住宅地でのヒグマの目撃情報が相次いだことから、子供の安全を優先して延期されていたのでした。それでも今回はお話しだけで、見学は来年まで持ち越しになりました。

 聴衆は小学校3年生から6年生の希望者20名でしたが、3年生は少し退屈そうに見えました(当然個人差はあります)。「子供の頃家の近くに鉄道があって鉄道ファンになりました。」と言いましたが、鹿部の子供たちは普段からほとんど鉄道との接点がなくキョトンとしていました。函館の市電は見たことがあるようで、「鹿部の町の中を電車が走っていたことは想像できますか?」と聞くと、身近な街角と市電のイメージが重なったのかチョコッと頷いたように見えました。最後に女の子の一人から「鹿部電鉄の小さな電車を見たい」という声が挙がったので「是非見に来てください」と期待を持たせておきました。

 さぁ、それまでに崩れそうなプラットホームやめくれ上がった敷石を修復しなければなりません。腐った枕木や散乱した道床の砂利の交換・追加も課題です。こんなことでもないと保線に手が回らないので、いい機会と捉えれば励みになります。

2024/09/12

キハ妻板ユニットの製作 第4編

  妻板ユニットには運転席横の両側板が含まれるので、妻板と同じ要領で小さな側板を作って結合します。つまり窓と同じ幅の幕板、腰板の間に工作用ヒノキ角材の窓枠を接着し、妻板の隅柱に木ネジで固定すれば出来上がりです。コの字型に組上がると立体感が増して妻板だけの時よりはるかに「エエ感じ」になります。寸法確認を兼ねて構体の前に仮に取付け、しげしげ眺めてみました。扉から後(中央寄り)は未完成、屋根も付いてないのでその辺りは得意の妄想で塗装済みの車体を夢見るのですが、デ1の木造ボディを台枠の上に載せた時の光景が脳裏に蘇って、妙に懐かしく感じました。

 今年も7、8月は例年通りサークル活動に加え、祭りやイベントで何かと忙しく、車両製作にあまり時間を割くことができませんでした。こんなのんびりペースでは雪が降るまでに屋根を取り付けるなんてとてもできそうにありません。

ここまで出来ました